

スペラボの解約を検討中ですか?退去費用の内訳や、解約料、違約金の発生条件が気になりますよね。この記事では、原状回復費用の相場から具体的な手続きの流れ、いつまで解約フォームを送ればいいかまで詳しく解説します。さらに、鍵の返却方法や費用を安く抑える方法、注意したいトラブル事例も網羅。実際の口コミや評判、他社比較を通じて、支払い方法やプラン変更、初期費用・更新料に関する疑問も解消します。
- スペラボの退去時にかかる費用の総額と内訳
- 解約手続きの具体的な流れと申請期限
- 追加費用を発生させないための注意点とコツ
- 他社と比較した際のスペラボの費用的な特徴
スペラボの退去費用はいくら?総額と内訳を全解説
まずは退去費用の内訳を確認しよう
スペラボを退去する際に発生する可能性のある費用は、主に以下の5つです。どのような場合にどの費用がかかるのか、事前にしっかり把握しておきましょう。
退去費用の主な内訳
- 短期解約違約金:利用開始から3ヶ月未満で解約する場合に発生します。
- 原状回復費用(ルームクリーニング代):汚れの有無にかかわらず、退去時に必ずかかる清掃費用です。
- 原状回復費用(特別清掃・修理費):利用者の故意や過失で大きな汚損・破損があった場合に別途請求される費用です。
- 鍵の交換費用:鍵を紛失または破損した場合に発生します。
- 残置物処理費用:退去時に荷物が残っていた場合に、その撤去・処分費用として請求されます。
これらの費用は、すべての利用者に請求されるわけではありません。必ずかかるのは「ルームクリーニング代」のみで、その他は利用状況や解約タイミングによって変動します。特に短期解約違約金や残置物処理費用は高額になる可能性があるため、注意が必要です。


解約料や違約金はいつ発生する?
スペラボでは、契約期間によって解約料・違約金の扱いが異なります。無駄な出費を避けるためにも、条件を正しく理解しておきましょう。
短期解約違約金
最も注意したいのが「短期解約違約金」です。これは、利用開始日から3ヶ月未満で解約する場合に発生し、金額は月額利用料の1ヶ月分相当と定められています。急な転勤などで短期間しか利用しない可能性がある場合は、この費用が発生するリスクを念頭に置いておく必要があります。
通常の解約料
契約から3ヶ月以上が経過していれば、通常の解約料や違約金は発生しません。多くの利用者はこのケースに該当するため、最低3ヶ月は利用することが一つのポイントになります。
キャンペーン利用時の注意点
「初期費用0円」などのキャンペーンを利用して契約した場合、別途で最低利用期間が設けられていることがあります。その期間内に解約してしまうと、割引された金額分を違約金として請求される可能性があります。契約時にキャンペーンの適用条件や特約事項をよく確認しておくことが重要です。
原状回復費用の相場と実費請求のケース
原状回復費用は、次の利用者が気持ちよく使える状態に戻すための費用で、スペラボでは主に「ルームクリーニング代」として請求されます。
ルームクリーニング代の相場
ルームクリーニング代は、利用期間や室内の汚れ具合にかかわらず、退去時に一律で発生する費用です。金額は契約する部屋のサイズによって異なり、おおよそ5,500円~16,500円(税込)が相場となっています。この金額は契約書に明記されているため、契約時に必ず確認しておきましょう。
| 部屋のサイズ(目安) | クリーニング代(税込) |
|---|---|
| 1.0帖未満 | 5,500円~ |
| 1.0帖~2.0帖 | 8,800円~ |
| 2.0帖以上 | 16,500円~ |
上記の金額はあくまで目安です。正確な金額はご自身の契約書をご確認ください。
別途、実費請求されるケース
通常の利用範囲を超えるような汚損・破損があった場合は、ルームクリーニング代とは別に修繕費用が実費で請求されます。具体的には以下のようなケースが挙げられます。
- 壁に釘やネジで穴を開けた
- 床に修復が難しいほどの深い傷をつけた
- 結露や水濡れを放置してカビを発生させた
- タバコのヤニやペットの臭いなど、酷い汚れや臭いを付着させた
- 棚などを自分で設置し、退去時に撤去しなかった
スペラボでは原則として退去時の立ち会いは行われないため、退去後に運営側で室内状況が確認されます。後から高額な請求をされないよう、丁寧な利用を心がけましょう。


初期費用や更新料もコストとして把握
退去費用そのものではありませんが、スペラボを利用する上での総コストとして「初期費用」と「更新料」も理解しておくことが大切です。
初期費用の内訳
スペラボの契約時には、敷金・礼金はかかりませんが、以下の初期費用が必要です。
- 当月利用料(日割り)+翌月利用料
- 事務手数料(5,500円~11,000円程度)
- 保証委託料(月額利用料の50%~100%程度)
- 鍵代(※一部店舗)
キャンペーンで初期費用が安くなることが多いですが、その分、短期解約時の違約金条件が付く場合があるため注意しましょう。
更新料の有無
スペラボの大きな特徴として、1年ごとに契約更新料が発生する点が挙げられます。金額は「事務手数料」や「システム利用料」などの名目で、5,500円(税込)などが一般的です。トランクルーム業界では更新料がないサービスも多いため、これはスペラボのデメリットと捉えることもできます。2年、3年と長期利用を考えている方は、年間のランニングコストにこの更新料も含めて計画を立てましょう。

退去費用の支払い方法はクレジットカードのみ
退去時に発生したルームクリーニング代やその他の費用は、契約時に登録したクレジットカードから自動的に引き落とされます。
請求のタイミングは、退去が完了し、運営側での室内確認が終わった後になるため、解約月から1~2ヶ月後になることが一般的です。忘れた頃に請求が来ることがあるので、クレジットカードの明細はしばらくの間、気にしておくと良いでしょう。
敷金・礼金制度との違い
スペラボは敷金や保証金といった制度を採用していません。そのため、賃貸住宅のように「初期費用から退去費用が相殺される」ことはなく、退去費用はすべて別途クレジットカードへ請求される形となります。
プラン変更でも解約・新規費用がかかる
「荷物が増えたから同じ店舗内で広い部屋に移りたい」といったプラン変更を検討する場合にも注意が必要です。
スペラボでは、部屋の移動は単純な「プラン変更」ではなく、「既存契約の解約」と「新しい部屋の新規契約」という手続きを踏むことになります。そのため、以下のような費用が発生します。
プラン変更時にかかる費用
- 解約費用:現在利用中の部屋に対するルームクリーニング代など。
- 新規契約費用:新しく契約する部屋の初期費用(事務手数料、保証委託料など)。
結果として、一度退去して新たに入居するのと同等の費用負担が発生する可能性があります。プラン変更を考える際は、事前に総額でいくらかかるのかを運営に問い合わせてから判断することをおすすめします。


スペラボの退去費用を抑える手続きと注意点
退去手続きの流れを5ステップで解説
スペラボの解約手続きは、すべてオンラインで完結します。電話連絡などの手間がなくスムーズですが、流れを間違えないようにしましょう。
- 解約の申し入れ
利用者専用のマイページにログインし、「解約フォーム」から申請します。電話やメールでの解約は受け付けていないので注意してください。 - 解約申請の受理
解約フォームを送信すると、スペラボから解約受付の確認メールが届きます。このメールが届けば、申請は正常に受理されています。 - 荷物の搬出
解約月の末日までに、トランクルーム内の荷物をすべて搬出します。少しでも荷物が残っていると「残置物」と見なされ、追加費用が発生します。 - 清掃と鍵の返却
荷物を出し終えたら、簡単な掃き掃除などを行いましょう。その後、指定された方法で鍵を返却します。多くの店舗では現地の鍵返却BOXに投函しますが、郵送の場合もあるため案内に従ってください。 - 費用の精算
退去後、スペラボ側で室内の状況が確認され、ルームクリーニング代などが登録済みのクレジットカードに請求されます。
いつまでに解約フォームを送信すべき?
解約手続きで最も重要なのが、申請のタイミングです。これを間違えると、余分な利用料を1ヶ月分支払うことになってしまいます。
解約の申し入れ期限は、解約したい月の「前月の末日」までです。
具体例
8月末に解約したい場合 → 7月31日までに解約フォームから申請が必要。
もし申請が1日遅れて8月1日になってしまうと、解約は9月末扱いとなり、利用しない9月分の料金まで発生してしまいます。
解約月の利用料は日割り計算されない
スペラボでは、解約月の利用料は日割り計算されません。例えば8月末解約の場合、8月1日に荷物をすべて搬出したとしても、8月31日に搬出したとしても、請求されるのは8月分の満額料金です。月末まで利用する権利があるので、焦らず計画的に荷物整理を進めましょう。


鍵の返却方法と紛失時の対応
荷物の搬出が終わったら、最後に鍵を返却します。返却期限は解約月の末日です。
返却方法
返却方法は店舗によって異なりますが、主に以下の2パターンです。
- 現地返却BOX:多くの店舗では、施設内に設置された専用の返却BOXに鍵を投函します。
- 郵送:一部の店舗では郵送での返却が指定されます。その際は、万が一の紛失トラブルを防ぐため、追跡可能なレターパックなどを利用するのがおすすめです。
契約時に受け取った鍵やセキュリティカードは、複製したものも含めてすべて返却対象となります。
鍵を紛失した場合
万が一、鍵を紛失・破損してしまった場合は、速やかに運営に連絡してください。鍵の交換費用として、10,000円~20,000円程度の高額な費用が請求される場合があります。退去日まで厳重に管理しましょう。

退去費用を安く抑える方法5選
少し意識するだけで、スペラボの退去費用は安く抑えることができます。以下の5つのポイントを実践しましょう。
- 3ヶ月以上利用する
月額1ヶ月分の短期解約違約金の発生を避けるため、最低でも3ヶ月は利用しましょう。 - 綺麗に利用する
室内を丁寧に扱い、故意・過失による破損やひどい汚れを防ぎましょう。高額な実費修理費の請求を回避できます。 - 残置物をなくす
退去日までに、ゴミ一つ残さずすべての荷物を搬出してください。少しでも物が残っていると、高額な処分費用を請求されるリスクがあります。 - 解約期限を守る
「解約したい月の前月末日まで」という申請期限を厳守し、余分な1ヶ月分の利用料を支払わないようにしましょう。 - 鍵を紛失しない
鍵の交換費用は高額です。退去が完了するまで、責任を持って管理しましょう。


よくある注意点とトラブル事例
最後に、スペラボの解約時によくあるトラブルや、認識のズレが起きやすい注意点をまとめます。事前に知っておくことで、スムーズな退去を目指しましょう。
- 解約申請忘れ:最も多いトラブルです。前月末日までの申請を1日でも過ぎると、自動的に契約が更新され、翌月分の利用料が発生します。スマートフォンのリマインダー機能などを活用して対策しましょう。
- 日割り計算がないことへの不満:月の途中で解約しても料金が日割りにならないことを知らず、「損をした」と感じるケースです。これは契約上のルールなので、事前に理解しておく必要があります。
- 残置物による高額請求:小さなゴミや私物でも、室内に残っていると「残置物」と見なされ、数万円単位の処理費用を請求される可能性があります。退去時には室内が完全に空になっているか、何度も確認しましょう。
- 原状回復費用の認識齟齬:退去時に一律でかかる「ルームクリーニング代」の存在を契約時に見落としていると、後から「不当な請求だ」とトラブルになることがあります。契約書の内容は事前にしっかり確認することが大切です。
- 解約手続きはWebのみ:電話や店舗スタッフに口頭で解約の意思を伝えても、正式な手続きにはなりません。必ず利用者専用のマイページから手続きを行う必要があります。

費用に関する口コミと評判まとめ
実際にスペラボを解約した利用者は、費用や手続きについてどのように感じているのでしょうか。ポジティブ・ネガティブ両面の評判を見ていきましょう。
ポジティブな口コミ・評判
- 「Webで解約手続きがすべて完結するので、電話連絡などの手間がなく楽だった」
- 「手続きがシステム化されていて、迷うことなくスムーズに進められた」
- 「クリーニング代はかかったが、契約時に説明されていた通りの金額で明朗会計だと感じた」
手続きの簡便さや、料金体系の分かりやすさを評価する声が多く見られました。
ネガティブな口コミ・評判
- 「解約申請を1日忘れただけで、1ヶ月分余計に支払うことになった。もう少し融通を利かせてほしい」
- 「どんなに綺麗に使っても一律でかかるクリーニング代が、少し高いと感じた」
- 「マイページのどこから解約するのか、フォームの場所が少し分かりにくかった」
- 「退去時の立ち会いがないため、後から身に覚えのない損傷箇所を指摘されても反論しにくいのではと不安になった」
一方で、解約期限の厳格さや、一律でかかる費用、立ち会いがない点に不満や不安を感じる声もありました。


大手他社との費用・条件を比較
スペラボの解約条件は、他のトランクルームサービスと比較してどうなのでしょうか。大手他社との違いを見てみましょう。
| サービス名 | 解約通知 | 違約金 | 更新料 | 原状回復 |
|---|---|---|---|---|
| スペラボ | 前月末まで | 3ヶ月未満で賃料1ヶ月分 | あり (年1回) | 一律クリーニング代+実費 |
| ハローストレージ | 前月末まで | 基本的になし (キャンペーン条件あり) |
なし | 利用者責任分は実費請求 |
| キュラーズ | 前月末まで | なし | なし | 利用者責任分は実費請求 |
比較すると、スペラボの「3ヶ月未満の短期解約違約金」と「年1回の更新料」が存在する点が、大手他社との大きな違いであることが分かります。短期間の利用や、数年にわたる長期利用を検討している場合は、これらの費用が他社より割高になる可能性があるため、総コストで比較検討することが重要です。
総まとめ:スペラボの退去費用で損しない知識
最後に、この記事の要点をまとめます。スペラボの退去で損をしないために、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
- 退去費用は主にルームクリーニング代と短期違約金で構成される
- ルームクリーニング代は汚れに関わらず5,500円から一律で発生
- 利用開始から3ヶ月未満の解約は月額1ヶ月分の違約金がかかる
- 利用者の過失による大きな損傷は別途実費での修理費が請求される
- 解約申請は必ず退去したい月の「前月末日」までに完了させる
- 解約手続きは利用者専用マイページのフォームからのみ申請可能
- 解約月の利用料は日割り計算されず1ヶ月分満額が請求される
- 退去日を過ぎて荷物が残ると高額な残置物処理費用が発生する
- 鍵を紛失した場合は10,000円から20,000円程度の交換費用が必要
- 退去費用は登録済みのクレジットカードへ退去後1~2ヶ月後に請求
- スペラボには1年ごとにシステム利用料などの更新料が存在する
- 大手他社と異なり短期違約金や更新料がある点が特徴といえる
- 費用を抑えるには解約期限の厳守と綺麗な利用が最も重要
- プラン変更は解約と新規契約扱いとなり費用負担が大きくなる
- 契約時の内容をよく確認し費用の認識齟齬を防ぐことが大切








