【トランクルーム】屋内で安いのはどこ?おすすめ5社比較と選び方

トランクルーム
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「荷物が増えて部屋が狭い…」「引越しまで一時的に荷物を預けたい」そんな悩みを解決するのが屋内型トランクルームです。しかし「トランクルーム 屋内 安い」と検索しても、情報が多すぎてどこを選べば良いか迷ってしまいますよね。

この記事では、料金相場はもちろん、見落としがちな初期費用や割引キャンペーンの仕組みまで徹底比較。スペラボやハローストレージ、キュラーズといった主要業者の特徴から、あなたにピッタリなサイズや広さの選び方、短期利用の可否、空調・保険・セキュリティといった重要なポイントまで解説します。

バイク収納の注意点や、意外と知らない寝泊まり禁止のルールまで、安くて質の良い屋内トランクルームを見つけるための情報を網羅しています。

  • 安い屋内トランクルームの料金相場や初期費用の仕組みがわかる
  • 主要なトランクルーム業者の特徴と料金体系を比較できる
  • 自分の荷物量に合った最適なサイズ・広さの選び方がわかる
  • 空調やセキュリティなど、安さ以外に確認すべき重要ポイントがわかる

安い屋内トランクルームの料金とおすすめ業者比較

  • 安い屋内トランクルームの料金相場は?
  • 初期費用無料?割引キャンペーンの注意点
  • 【スペラボ】都市部中心で設備が新しい
  • 【ハローストレージ】業界最大手で物件数No.1
  • 【minikura】宅配型トランクルームの新しい選択肢
  • 【キュラーズ】スタッフ常駐の高品質サービス
  • 【スペースプラス】全国展開の標準的サービス
  • 【ドッとあーるコンテナ】長期利用がお得

安い屋内トランクルームの料金相場は?

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安い屋内トランクルームを探す上で、まず気になるのが料金相場ですよね。結論から言うと、料金は「立地」と「広さ」という2つの大きな要素で決まります。これは住宅の家賃と似ていて、利便性の高い場所ほど高くなる傾向があります。

特に都心部と郊外では、地価を反映して料金に2倍近い差が出ることがあります。例えば0.5畳のコンパクトなスペースでも、東京23区の中心部なら月額6,000円~12,000円が相場ですが、多摩エリアなどの郊外では4,000円~8,000円程度で見つかることも多いです。この価格差は、より広いサイズになるほど顕著になります。

もし、預ける荷物が季節家電や思い出の品など、出し入れの頻度が低いものであれば、家から少し離れた郊外の物件を選ぶことが、最も効果的なコスト削減策になります。月に一度しかアクセスしないのであれば、車で30分かけて郊外のトランクルームを利用することで、年間数万円単位の節約につながる可能性も十分にあります。

さらに、空調設備の維持費などがかかる屋内型は、屋外のコンテナ型に比べて料金が高くなるのが一般的です。同じ広さでも月額4,000円以上の差が出ることも珍しくありません。カビや湿気に弱いデリケートな物を預けるのでなければ、より安価な屋外型を検討するのも一つの賢い選択です。

初期費用無料?割引キャンペーンの注意点

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「初期費用0円」「賃料6ヶ月半額」といったキャンペーンは非常に魅力的ですが、その条件をよく理解しないと、かえって高くついてしまう可能性があるので注意が必要です。

そもそもトランクルームの初期費用は、月額料金の1.5倍~3.5倍が相場と言われ、主に以下の項目で構成されています。事業者によって内訳は異なりますが、一般的な例を見てみましょう。

・事務手数料:賃料1ヶ月分など
・月額利用料:契約した初月の日割り分と、翌月分を前払いするケースが多いです。
・管理費や保証料:管理費は建物の維持管理費用で、月々支払う場合と初期費用に含まれる場合があります。
・鍵代やセキュリティ登録料:鍵の交換やセキュリティカードの発行にかかる実費です。

これらの費用がキャンペーンで大幅に割引されるわけですが、ほとんどのキャンペーンには「最低利用期間(3ヶ月や6ヶ月など)」という”縛り”が設定されています。もし期間内に解約すると、ペナルティとして割引された金額と同額程度の違約金を請求されるのが一般的です。

例えば、月額1万円の部屋を「6ヶ月半額」で契約し、4ヶ月で解約した場合、4ヶ月分の割引額(5,000円×4ヶ月=20,000円)を違約金として支払う、といったケースです。これは事業者側のリスクヘッジ戦略であり、長期利用を前提とした割引制度なのです。

短期利用を考えている場合は、キャンペーンを使わずに契約する方が結果的に安くなることもあるので、契約条件をしっかり確認しましょう。

【スペラボ】都市部中心で設備が新しい

スペラボは、東京や大阪などの都市部を中心に展開している比較的新しいトランクルームで、清潔感のあるモダンな設備が大きな特徴です。

最大の魅力は、申し込みから契約まで全てウェブサイト上で完結できる手軽さにあります。店舗に出向く手間がなく、忙しい方でもスムーズに手続きを進められるのは嬉しいポイントです。

また、「初期費用990円」や通常15,000円の事務手数料が無料になるなど、初期費用を大幅に抑えられるキャンペーンを頻繁に実施しています。

一方で、長期利用を前提とした契約体系になっている点には注意が必要です。まず、月額料金とは別に保険への加入が必須となっており、部屋の広さに応じて補償上限額が変わるプラン(例:0.6~2.0畳で50万円)が用意されています。

そして最も重要なのが、解約を希望する場合、他の多くの業者が1ヶ月前通知なのに対し、スペラボは3ヶ月前に申し出る必要がある点です。急な解約が難しく、3ヶ月未満の利用では短期利用手数料も発生します。

頻繁なキャンペーンを活用して初期費用を抑えつつ、長期間キレイな環境で荷物を保管したい都市部在住の方に最適なサービスと言えるでしょう。

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【ハローストレージ】業界最大手で物件数No.1

ハローストレージは、店舗数・物件数ともに業界No.1を誇る最大手のトランクルームです。

その圧倒的なネットワークにより、北海道から九州まで全国に展開しており、地方にお住まいの方でも近所の店舗を見つけやすいのが最大の強みです。引越し先でも同じブランドを使い続けられる可能性があるのもメリットと言えるでしょう。

屋内型だけでなく、より安価な屋外型やバイク専用コンテナなど、用途に合わせて様々なタイプの収納スペースを選べるのも魅力です。また、警備会社ALSOKとの提携や防犯カメラ、電子キーシステムなど、大手ならではの包括的なセキュリティ体制が整っている点も安心材料です。

一方で、初期費用は比較的高額になる傾向があります。初月と翌月の利用料に加え、2ヶ月分の管理費(月額2,200円)、賃料1ヶ月分の事務手数料、鍵代、セキュリティ登録料などが必要となり、合計で月額料金の3ヶ月分以上になることも珍しくありません。

ただし、「最大6ヶ月使用料半額」といった賃料割引キャンペーンを頻繁に行っているので、これをうまく活用することがコストを抑える鍵となります。全国どこでも安定した品質と高い安心感を求めるなら、ハローストレージはまず検討すべき有力な選択肢になるでしょう。

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【minikura】宅配型トランクルームの新しい選択肢

minikura(ミニクラ)は、寺田倉庫が運営する宅配型トランクルームで、従来の店舗型とは一線を画す新しいサービスです。

自宅に届く専用ボックスに荷物を詰めて送るだけで、高品質な環境で保管してもらえるのが最大の魅力です。重い荷物を運ぶ手間や、店舗に足を運ぶ時間が不要なため、忙しい方や車の利用が難しい方にとって非常に便利です。

料金は箱単位で、月額275円からと非常にリーズナブル。預けられる箱の種類も「HAKO(洋服向き)」「MONO(雑貨向き)」など複数あり、荷物の種類に合わせて選べます。

また、温度・湿度管理が徹底された倉庫で保管されるため、カビや虫食いの心配が少ないのも安心材料です。

さらに、預けた荷物を1点ずつ写真撮影してマイページで確認できる「MONOプラン」や、クリーニングサービスと連携した「クリーニングパック」など、ユニークな付加価値サービスも充実しています。

ただし、預けた荷物の取り出しには別途送料がかかり、即日取り出しができない点には注意が必要です。頻繁に使うものではなく、長期間預けておきたいもの、特に衣類や書籍、オフシーズンの趣味の道具などに最適なサービスと言えるでしょう。

店舗に足を運ぶ必要がなく、手軽に高品質な保管環境を利用したい方におすすめです。

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【キュラーズ】スタッフ常駐の高品質サービス

キュラーズは、価格の安さよりもサービスの質を重視するプレミアムブランドとして位置づけられています。最大の特徴であり、他の業者との大きな差別化ポイントは、「収納コンシェルジュ」と呼ばれる専門スタッフが日中各店舗に常駐している点です。

多くの業者が無人管理なのに対し、見学時に直接質問できたり、何かトラブルがあった際にすぐ相談できたりする有人管理の安心感は絶大です。また、スタッフが常駐することで、施設の清潔さや利用マナーが保たれやすいというメリットもあります。

さらに、料金体系が非常にシンプルで分かりやすいのも魅力。事務手数料、管理費、更新料といった追加費用が一切かからず、初期費用は基本的に初月の利用料だけで済む場合がほとんどです。

月額料金自体は他の格安業者と比べるとやや高めに設定されていますが、初期費用や余計な手数料がかからないため、短期利用やトータルコストで考えると割安になる可能性があります。これは、サービスコストを含んだ「オールインワン価格」と考えると納得がいくでしょう。

自宅から店舗まで荷物を運んでくれる無料シャトルサービス(一部地域)など、ユニークな付加価値も提供しており、価格以上にサービスの質や安心感を重視する方に最適なトランクルームです。

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【スペースプラス】全国展開の標準的サービス

スペースプラスは、株式会社ランドピアが運営する大手ブランドで、全国に屋内型と屋外型の両方のトランクルームを展開しています。過剰なサービスを省き、基本的な設備をリーズナブルな価格で提供する、いわゆる「スタンダードモデル」のトランクルームです。

料金体系は、初月の日割り料金と翌月分の利用料、そして賃料1ヶ月分の事務手数料で構成される、伝統的な賃貸契約に近いモデルです。特に突出したサービスがあるわけではありませんが、全国に物件があり、安定した品質のサービスを期待できます。

最も注意すべき点は、保険の扱いです。多くの事業者が独自の保険や補償制度を用意していますが、スペースプラスでは事業者側での保険提供がなく、利用者が必要に応じて自分で手配する必要があります。これにはメリットとデメリットがあります。

保険が不要な方にとっては余計なコストがかからず合理的ですが、万が一に備えたい方は自分で動産保険を探す手間がかかり、別途保険料を考慮しておく必要があります。

また、業界では珍しく、敷地内でバイクの簡単な整備を行うことを許容している場合があるのも特徴です。コストパフォーマンスを重視し、自分に必要なサービスだけを選びたいという合理的な考え方の方に向いています。

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【ドッとあーるコンテナ】長期利用がお得

ドッとあーるコンテナは、関東、東海、九州地方に強く、特に屋外型コンテナを主力としながら屋内型も展開しているトランクルームです。

料金体系が少し特徴的で、事務手数料や利用料の他に、「メンテナンス費(5,500円)」や「補償会費(月額800円)」といった独自の費用項目があります。

この「補償会費」は実質的な保険料にあたるもので、加入が必須です。ただし、破壊を伴う盗難や火災に対して最大100万円の補償が提供されますが、バイクや高価品など、対象外となる品目も多い点には注意が必要です。

ドッとあーるコンテナの最大の魅力は、長期利用者向けのキャンペーンにあります。7ヶ月以上の長期利用を条件に「最大6ヶ月半額」といった、非常に割引率の高いキャンペーンを実施していることが多く、長期間利用するほどお得感が増します。

また、Webサイトから申し込むだけで初期費用が3,000円割引になる特典も用意されています。そのため、引越しや家のリフォーム、留学などで半年以上の長期間、まとまった荷物を預けることが決まっている方にとっては、トータルコストをかなり抑えることができるでしょう。

短期利用よりも、長期利用で最大限のメリットを得たい方におすすめのサービスです。

>>ドッとあーるコンテナのサービスをのぞいてみる!

安いだけじゃない!屋内トランクルームの賢い選び方と比較

  • 失敗しない!屋内トランクルームの選び方と比較
  • 最適なサイズ・広さを見つける方法
  • 短期利用は可能?契約期間のポイント
  • 空調完備は必須?保管物で考えよう
  • 保険やセキュリティはどこまで必要?
  • バイクは収納できる?専用スペースとは
  • 注意!トランクルームでの寝泊りは禁止

失敗しない!屋内トランクルームの選び方と比較

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自分に合った安い屋内トランクルームを選ぶには、料金の安さだけに目を奪われず、いくつかのポイントを総合的に比較検討することが失敗を防ぐ鍵です。

まず最初にやるべきことは、「自分のニーズ」を具体的に洗い出すことです。「何を預けるのか」「どれくらいの頻度で出し入れするのか」「いつまで利用する予定か」「予算の上限はいくらか」などを紙に書き出してみましょう。預けたい荷物のリストを作り、スマホで写真を撮っておくと、業者に相談する際にもスムーズです。

ニーズが固まったら、次の項目を比較検討していきます。

・立地とアクセス:家からの距離はもちろん、車で行くなら駐車場の有無や広さ、電車なら駅からの距離などを確認します。
・料金体系:月額料金だけでなく、初期費用、管理費、保険料、更新料などを含めた「総所有コスト」で比較することが重要です。
・設備と環境:施設の清潔さや明るさ、空調の有無、セキュリティ対策のレベルを必ず確認しましょう。特に2階以上の部屋を借りる場合、エレベーターの有無は死活問題になります。

最高のトランクルームは人それぞれ違います。例えば、アクセス頻度が低いのに都心部の高価な物件を選んだり、屋外で十分な荷物のために高機能な屋内型を選んだりするのは経済的に非効率です。これらの要素を天秤にかけ、自分の使い方にとって最もバランスの良い「最適な妥協点」を見つけることが、賢い選び方のコツです。

最適なサイズ・広さを見つける方法

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トランクルームの料金を抑える最も基本的で効果的な方法は、自分の荷物量に合った必要最小限のサイズを選ぶことです。ただ、「帖(じょう)」という単位(1帖=約1.62平方メートル)で広さを言われても、どのくらいの荷物が入るか具体的にイメージするのは難しいですよね。

以下に、サイズごとの収納容量の目安を、より具体的にまとめました。

・ロッカータイプ/約0.5畳:段ボール箱(みかん箱サイズ)なら約18~20個程度。書籍、CD、アルバム、書類などの保管に向いています。
・0.6~1.5畳:「部屋にクローゼットがもう一つ増える」という感覚です。季節の衣類、布団、スーツケース、ゴルフバッグ、扇風機などの季節家電をまとめて収納できます。1.5畳の場合、段ボール箱約50個が目安です。
・2.0~4.0畳:冷蔵庫や洗濯機、タンスといった大型家電や家具も収納可能。小規模な家族の引越しやリフォーム時の一時保管に適しています。2畳で段ボール箱約60~90個が収納できます。

見落としがちですが非常に重要なのが、部屋のサイズだけでなく「扉(間口)の寸法」です。収納したい一番大きな家具が扉を通らなければ、せっかく借りた広いスペースも意味がありません。契約前に必ず預けたい荷物の寸法を測り、扉のサイズも確認しておきましょう。

短期利用は可能?契約期間のポイント

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家のリフォームや急な引越しで、「1ヶ月だけ荷物を預けたい」といった短期利用のニーズは非常に多いです。結論として、ほとんどのトランクルーム事業者で1ヶ月単位の短期契約は可能です。

ただし、短期利用を検討する際には、コスト面で注意すべき点がいくつかあります。

一つ目は、短期利用の場合は料金が総じて割高になることです。たとえ1ヶ月だけの利用であっても、月額料金の1.5~3.5ヶ月分にあたる初期費用(事務手数料、保証料など)は全額支払う必要があります。そのため、キャンペーンを利用した長期契約の月額料金と比べると、実際の支払額はかなり高くなります。

二つ目は、魅力的な割引キャンペーンが適用されないことです。前述の通り、「賃料半額」などのキャンペーンは数ヶ月の最低利用期間が条件になっていることがほとんど。真に1ヶ月だけの利用を望む場合、これらの割引は受けられず、通常料金での契約が必要となります。

また、解約手続きは希望する月の「前月末」までに行うのが一般的で、日割り計算されないことが多いです。つまり、月の初めに解約を申し出ても、翌月末までの料金が発生するケースがほとんどです。急な解約は思わぬ出費につながるので、いつまで利用する可能性があるのか、事前に計画を立てておくことが大切です。

空調完備は必須?保管物で考えよう

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屋内型トランクルームを選ぶ最大のメリットであり、屋外コンテナとの決定的な違いが「空調設備」の有無です。空調は、温度と湿度を一定の範囲に保つことで、大切な荷物をカビや湿気、急激な温度変化による劣化から守る重要な役割を果たします。

では、空調は絶対に必要なのでしょうか。これは「何を預けるか」によって明確に答えが決まります。

【空調が必須なもの】
・衣類、着物、布団、革製品
・本、アルバム、書類、絵画
・木製家具、楽器
・カメラ、パソコン、ゲーム機などの電子機器
・人形、フィギュア、レコード

これらのデリケートなものを預ける場合、空調は必須です。料金の安さに釣られて空調のない物置などを選んでしまうと、久しぶりに取り出したらカビだらけで使い物にならなかった…という最悪の事態になりかねません。結果的に高くつく「偽りの経済性」に陥らないよう注意が必要です。

一方で、キャンプ用品やスポーツ用品、工具、タイヤなど、もともと屋外での使用が前提で丈夫なものであれば、必ずしも空調は必要ありません。その場合は、料金の安い屋外型コンテナを検討する方が経済的で合理的と言えるでしょう。

保険やセキュリティはどこまで必要?

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トランクルームに大切な荷物を預ける際、盗難や火災などの万が一のリスクは誰しも心配になるものです。そこで重要になるのが、施設のセキュリティ体制と、損害を補償してくれる保険制度です。

セキュリティは、多層的な視点でチェックすることが大切です。

①建物への入退館管理(オートロックやICカード)
②監視体制(防犯カメラの設置状況)
③個室の施錠方法

という複数のレイヤーで対策されているか確認しましょう。特にキュラーズのようにスタッフが常駐している施設は、機械警備に加えて人的な監視の目もあるため、より高い安心感があります。

一方、保険(補償)の扱いは事業者によって大きく異なり、契約前に必ず確認すべき重要項目です。

・加入必須型(スペラボなど):月額料金とは別に保険料を支払う。
・任意加入・付加価値型(ハローストレージなど):必要に応じて補償を手厚くするプランを選べる。
・料金込み型(キュラーズなど):月額料金に基本的な保険料が含まれている。
・提供なし型(スペースプラスなど):利用者自身で保険を手配する必要がある。

最も注意すべき点は、日本の地理的特性上非常に重要ですが、ほとんど全ての保険で地震による損害は補償対象外となっていることです。また、現金や貴金属、美術品といった価値の算定が難しいものや、自然消耗、カビによる損害も対象外となることが多いです。

預ける荷物の価値を考え、どのレベルの保険とセキュリティが必要かを見極めて事業者を選びましょう。

バイクは収納できる?専用スペースとは

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大切なバイクを盗難やいたずら、雨風や紫外線による劣化から守るために、トランクルームの利用を検討する方も増えています。バイクの保管は可能ですが、いくつかの注意点と最適な施設の選び方があります。

まず、基本的に空調完備の「屋内型トランクルーム」はバイクの保管には向いていません。排気ガスの問題や、そもそも重量のあるバイクを建物内に運び込むのが物理的に困難なためです。バイク保管には、屋外に設置されたコンテナタイプを利用するのが一般的です。

事業者によっては、バイク保管に特化した「バイク専用コンテナ」を用意しています。これらは、バイクの出し入れがしやすいようにスロープが標準装備されていたり、コンテナ内でバイクを固定するための盗難防止用のバーが設置されていたりします。ハローストレージやドッとあーるコンテナなどが、こうした専用スペースを提供しています。

サイズは、最低でも1.5畳以上が推奨されます。大型バイクの場合や、ヘルメット、工具、メンテナンス用品なども一緒に置きたい場合は、3畳以上の広さがあるとゆとりを持って利用できます。

施設側の施錠やセキュリティだけに頼らず、自分でも質の高いディスクロックやチェーンロックを使用し、二重、三重の対策を施すことが、愛車を確実に守るための鍵となります。

注意!トランクルームでの寝泊りは禁止

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月額数千円で鍵付きの個室スペースが借りられるなら、そこで生活できるのでは?と安易に考えてしまう方がいるかもしれませんが、トランクルームでの寝泊まりや居住、宿泊といった行為は、全ての事業者で例外なく固く禁止されています。これは単なるルールではなく、法律、契約、そして何より安全上の深刻な理由に基づいています。

・法的・契約上の問題:倉庫業法などにより、トランクルームは「物品を保管する施設」と定義されており、人の居住は認められていません。発覚すれば運営会社が罰せられる可能性もあります。当然、契約書でも用途は「収納」に限定されており、寝泊まりは明確な契約違反となり、即時解約の対象です。

・極めて高い安全リスク:トランクルームの扉は外からしか施錠できない構造のため、寝ている間に第三者が侵入する危険があります。また、窓がなく換気が不十分な密閉空間のため、火災発生時には一酸化炭素中毒や煙で極めて危険です。地震で荷物が倒壊すれば、脱出路が塞がれる恐れもあります。

・生活インフラの欠如:水道、ガス、トイレはもちろん、ほとんどの施設では照明以外の電源コンセントもありません。生活の基盤となるインフラが皆無なのです。

定期的な巡回や防犯カメラ、他の利用者の通報などにより、こうした行為は必ず発覚します。発覚した場合は、即時契約解除および違約金を請求されることになります。絶対にやめましょう。

安い屋内トランクルームを賢く選ぶ総括

  • 月額料金だけでなく初期費用を含めた総額で比較する
  • キャンペーンには最低利用期間と違約金のリスクがあることを理解する
  • アクセス頻度が低いなら、都心より割安な郊外を検討する
  • 預ける荷物量から、必要最小限のサイズを選ぶのが節約の基本
  • 衣類や本などデリケートな物を預けるなら空調は必須
  • 頑丈な物なら料金の安い屋外コンテナも選択肢に入れる
  • セキュリティレベルは、オートロックや防犯カメラの有無で確認する
  • 保険の提供方法は事業者によって異なるため、契約前に確認が必要
  • 地震による損害はほとんどの保険で補償対象外となる
  • 短期利用は可能だが、キャンペーン適用外で割高になることが多い
  • 解約は1ヶ月前通知が基本。スケジュールを立てておく
  • バイクの保管は屋外コンテナが基本で、屋内型は不向き
  • 施設の清潔さや、台車・エレベーターの有無も確認すると快適に使える
  • 契約前に必ず現地を見学して、広さや環境を自分の目で確かめる
  • トランクルームでの寝泊まりは契約違反であり、非常に危険なので絶対にしない