トランクルームの利用を考えたとき、「トランクルームは月いくらから借りられるの?」という疑問が最初に浮かびますよね。
料金は、サイズやタイプ、便利な都心か手頃な郊外かといった地域別の要因で大きく変わります。この記事では、具体的な月額料金表を用いて4畳サイズを比較し、見落としがちな初期費用も比較解説します。
屋内、屋外、宅配それぞれの特徴から、短期・長期利用のメリット・デメリット、荷物を守る設備、空調、セキュリティの重要性まで網羅。
さらに、契約後のトラブルを避けるための解約費用や違約金、賢い支払方法、そして総額を安く抑えるコツやキャンペーン情報まで、失敗しない選び方の注意点を詳しく解説します。


- 広さ・タイプ・地域別の月額料金相場
- 見落としがちな初期費用や解約費用の内訳
- 利用目的に合わせた最適なトランクルームの選び方
- キャンペーンを活用して費用を安く抑えるコツ
トランクルームは月いくらから?料金の基本構造
月額料金表で4畳サイズを比較

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トランクルームの月額料金は、サイズ(畳数)・タイプ(屋内/屋外)・立地(都心/郊外)の3つの要素で大きく変動します。特に収納力が高い4畳(約6.5㎡)サイズは、家具や家電一式の保管にも対応できるため人気ですが、その分料金も高めになります。
一般的に、空調やセキュリティが整った屋内型は月額18,000円~27,000円、屋外のコンテナ型は12,000円~20,000円が相場です。屋外型を選ぶだけで、年間10万円以上の節約が見込めることもあります。
以下に、主要な運営会社の4畳サイズの料金目安をまとめました。料金は物件や時期によって変動するため、必ず公式サイトで最新の見積もりを確認してください。
運営会社 | タイプ | 4畳 月額料金(目安) | 特徴・備考 |
---|---|---|---|
ハローストレージ | 屋内型 | 20,000~25,000円 | 首都圏中心。空調完備。キャンペーン利用で初回負担を軽減可能。 |
キュラーズ | 屋内型 | 18,000~22,000円 | 全国展開でセキュリティが強固。初期費用無料キャンペーンが魅力。 |
スぺラボ | 屋内型 | 19,000~24,000円 | 都内中心。新しい設備とアプリ管理が特徴。セキュリティ高。 |
加瀬のレンタルボックス | 屋外型 | 12,000~16,000円 | 郊外物件が多く安価。車を横付けでき、大型荷物の搬入に便利。 |
スペースプラス | 屋外型 | 11,000~15,000円 | 全国展開で屋外コンテナが安価。Web申込割引あり。 |
ハレコンテナ | 屋外型 | 13,000~17,000円 | デザイン性の高いコンテナ。バイク収納にも強い。関東中心。 |
ドッとあ〜るコンテナ | 屋外型 | 10,000~15,000円 | 格安重視。長期半額キャンペーンで実質コストを大幅に削減可能。 |
収納量の目安
4畳サイズは、標準的な段ボール(140サイズ)を約192箱分収納できる広さです。しかし、これはあくまで理論値であり、荷物の形状や通路スペースを考慮すると実際の収納量は少なくなります。荷物量を超過すると追加料金が発生するケースもあるため、少し余裕を持ったサイズ選びが重要です。
初期費用を会社ごとに比較

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トランクルームの契約時には、月額料金とは別に初期費用が一括で必要になります。この費用は月額料金の1.5ヶ月~3.5ヶ月分が相場で、短期利用の場合は総額に占める割合が大きくなるため注意が必要です。
主な初期費用の内訳
- 利用料:初月の日割り分+翌月分の利用料
- 事務手数料:契約手続きの費用(5,000円~月額1ヶ月分程度)
- 鍵交換費:セキュリティのための鍵交換費用(3,000円前後)
- 保証料・保証金:賃料滞納に備える費用(最近は不要な場合も多い)
- 管理費:共用部の維持管理費
以下は、主要な運営会社の初期費用目安です。キャンペーンによって総額は大きく変わります。
運営会社 | 初期費用総額(目安) | キャンペーン例 |
---|---|---|
キュラーズ | 25,000~40,000円 | 初期費用がほぼ利用料のみ(事務手数料・鍵代無料) |
ハローストレージ | 30,000~50,000円 | 事務手数料無料、3ヶ月半額など |
スぺラボ | 28,000~45,000円 | 初月無料キャンペーンなど |
加瀬のレンタルボックス | 20,000~35,000円 | ウェブ契約で3,000円割引など |
スペースプラス | 20,000~35,000円 | 事務手数料50%オフなど |
ドッとあ〜るコンテナ | 15,000~30,000円 | 敷金0円、初期2ヶ月割引など |
minikura (宅配型) | ほぼ0円 | 初期費用はかからず、専用ボックス代のみの場合が多い |


初期費用を安く抑えるコツ
初期費用を抑えるには、キュラーズのように事務手数料や鍵代が無料の会社を選ぶのが最も効果的です。また、「ウェブ申込み限定割引」や「初月無料キャンペーン」を活用することで、総額を20%以上削減できる場合もあります。
荷物量に合うサイズとタイプ

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トランクルームのサイズは「畳」で表記され、1畳あたり約1.62㎡が目安です。高さは2m前後が一般的で、棚などを活用して縦の空間を有効活用するのが収納量を増やすコツです。
どのサイズを選べば良いか分からない場合は、まず預けたい荷物をリストアップし、段ボールに換算してみるのがおすすめです。その上で、荷物の出し入れに必要な通路スペースを考慮し、計算した荷物量の1.5倍程度の広さを選ぶと失敗が少なくなります。
サイズ(畳) | 収納目安(箱数) | 適した荷物例 |
---|---|---|
0.5畳 | 約24箱 | 本、衣類、CD/DVD、シーズンオフの小物 |
1畳 | 約48箱 | 季節家電(扇風機・ヒーター)、趣味のグッズ、スーツケース |
2畳 | 約96箱 | 小型の家具、アウトドア用品、タイヤ4本 |
4畳 | 約192箱 | ワンルーム分の家財一式、大型家具・家電、バイク |
5畳以上 | 240箱以上 | 法人の在庫、複数人家族の家財一式 |
スキー板やサーフボードのような長尺物を預ける場合は、部屋の寸法(特に高さや奥行き)を事前に確認しましょう。部屋の形状が正方形か長方形かによっても収納効率が変わるため、内見時にチェックすることが重要です。
屋内・屋外・宅配の特徴と料金

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トランクルームには大きく分けて「屋内型」「屋外型」「宅配型」の3種類があり、それぞれ料金や特徴が異なります。預ける荷物の種類や利用頻度に合わせて最適なタイプを選びましょう。
屋内型トランクルーム
ビルの中に収納スペースが設けられているタイプです。空調設備が完備されていることが多く、温度・湿度が安定しているため、カビや錆び、変形が心配な衣類、書籍、精密機器、美術品などの保管に最適です。セキュリティも強固ですが、その分料金は屋外型の1.5倍~2倍程度と高めです。
屋外型トランクルーム
屋外に設置されたコンテナを収納スペースとして利用するタイプです。最大のメリットは料金の安さと、コンテナの目の前まで車を乗り付けられる利便性です。家具やアウトドア用品、バイク、タイヤなど、大きくて重い荷物の保管に向いています。ただし、外気温の影響を受けやすいため、温度や湿度の変化に弱いデリケートな荷物の保管には適していません。
宅配型トランクルーム
専用の箱に荷物を詰めて送ると、業者が倉庫で保管してくれるサービスです。自宅にいながら集荷・配送を依頼でき、段ボール1箱(月額数百円~)という少量から利用できる手軽さが魅力です。ただし、荷物の取り出しに1~2日かかり、送料が別途発生するため、頻繁に出し入れする用途には不向きです。
タイプ | 料金相場(1畳) | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
屋内型 | 6,000~15,000円 | 空調・セキュリティ完備、保管環境が良好 | 料金が高い、搬入に手間がかかる場合がある |
屋外型 | 2,000~6,000円 | 料金が安い、車で横付け可能、大型荷物OK | 温度・湿度の変化が大きい、セキュリティが簡素な場合も |
宅配型 | 200~1,500円/箱 | 自宅で完結、少量から預けられる、管理が楽 | 取り出しに時間がかかる、送料が発生、大型荷物は不可 |


都心と郊外の地域別料金差

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トランクルームの月額料金は、不動産価格と同様に地価に比例します。そのため、利便性の高い都心部ほど高く、郊外や地方になるほど安くなる傾向が顕著です。
例えば、東京23区内の屋内型1畳の相場が8,000円~15,000円であるのに対し、多摩地区などの東京郊外では5,000円~10,000円、さらに神奈川や埼玉の郊外では4,000円~8,000円と、都心から離れるにつれて安くなっていきます。
荷物の出し入れの頻度が低いのであれば、多少交通費や時間がかかっても郊外の物件を選ぶことで、年間数万円単位のコストを削減できます。特に車を所有している場合は、駐車場が完備されている郊外の物件が非常に便利でお得です。


地域別料金の選択ポイント
- 都心部:利便性を最優先する方向き。駅近物件も多いが、料金は高額。
- 郊外:コストを重視する方向き。車でのアクセスが前提となることが多いが、都心に比べて20~30%安く、年間で大きな節約が可能。
- 地方:最も安価だが、物件数が限られるため事前のリサーチが重要。
設備・空調・セキュリティと料金

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トランクルームの料金は、付帯する設備によっても変動します。特に「空調」と「セキュリティ」は、荷物の安全を守る上で非常に重要な要素です。
空調設備
エアコン、除湿機、換気扇などが含まれ、屋内型トランクルームの約9割に完備されています。温度(15~24℃)と湿度(60%以下)を適切に管理することで、カビや結露の発生を防ぎます。空調設備があると料金は約20%高くなりますが、書籍、衣類、布団、精密機器など、湿気や温度変化に弱いものを長期間保管する場合は必須の設備です。
セキュリティ設備
監視カメラ、人感センサー、警備会社(ALSOK/セコムなど)との連携、ICカードによる入退室管理などが挙げられます。セキュリティレベルが高いほど安心ですが、料金も約10%高くなります。屋外型は個人の南京錠と監視カメラが基本ですが、屋内型は複数の防犯設備を組み合わせた多層的な防御が特徴です。高価なものや大切なものを預ける際は、セキュリティレベルの高い物件を選びましょう。
保険への加入も検討しよう
万が一の盗難や火災に備え、多くのトランクルームでは専用の保険が用意されています(月額500円程度~)。補償内容は運営会社によって異なるため、契約時に必ず確認し、必要に応じて加入を検討することをおすすめします。
トランクルーム月いくらで契約?注意点と節約術
短期・長期利用の料金傾向

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トランクルームを利用する期間によって、料金のお得度は変わってきます。
短期利用(1~3ヶ月)
引っ越しやリフォーム時の荷物の一時保管などで利用されるケースです。多くの会社で最低利用期間は1ヶ月からと設定されていますが、初期費用(月額の1.5~3.5ヶ月分)がかかるため、1ヶ月あたりの実質コストは割高になります。短期利用の場合は、初期費用が無料になるキャンペーンや、Web契約割引がある会社を選ぶのが賢明です。
長期利用(6ヶ月以上)
季節用品や趣味のコレクション、企業の在庫保管などで利用されるケースです。長期利用の場合は、初期費用の負担が相対的に小さくなるため、月額料金の安さが重要になります。「6ヶ月半額」などの長期割引キャンペーンを活用することで、総コストを大幅に抑えることが可能です。
長期契約のキャンペーンを利用する際は、最低利用期間が設けられていることがほとんどです。期間内に解約すると違約金が発生する可能性があるため、契約前に必ず条件を確認しましょう。
解約費用と違約金のリスク

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トランクルームの解約手続きは、基本的には無料で行えますが、いくつかの注意点があります。手続きは通常、解約したい月の前月末までに申請が必要です。
予期せぬ出費を避けるため、以下の費用が発生する可能性を把握しておきましょう。
項目 | 相場 | 発生条件・注意点 |
---|---|---|
解約手数料 | 0~5,000円 | 基本的には無料の会社が多いが、契約内容による。 |
違約金 | 月額料金1ヶ月分 | 「○ヶ月半額」などのキャンペーンを利用し、指定の最低利用期間内に解約した場合に発生する。 |
原状回復費用 | 5,000~20,000円 | 室内に著しい汚れや破損を生じさせた場合に請求される。荷物の搬出入は慎重に行うこと。 |
最もトラブルになりやすいのがキャンペーンに伴う違約金です。魅力的な割引には、必ず利用期間の縛りがないか契約書を隅々まで確認することが重要です。

支払方法の種類と手数料

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トランクルームの月額料金の支払い方法は、主に以下の3つです。支払い方法は運営会社によって指定されている場合が多いため、契約前に確認しておきましょう。
- クレジットカード最も一般的な支払い方法です。VISA、MasterCard、JCBなどの主要ブランドに対応しており、手数料は無料。自動で引き落とされるため払い忘れがなく、ポイントも貯まるのでおすすめです。
- 口座振替指定した銀行口座から毎月自動で引き落とされます。こちらも払い忘れの心配がありませんが、毎月100円~300円程度の振替手数料がかかる場合があります。
- 銀行振込毎月自分で指定口座に振り込む方法です。振込手数料は自己負担となります。初回費用の支払いにのみ利用できるケースが多いです。
料金を滞納すると、月5%程度の遅延損害金が発生します。払い忘れを防ぐためにも、クレジットカードまたは口座振替での支払いが推奨されます。
安く抑えるコツとキャンペーン活用

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トランクルームの総費用は、いくつかのコツを実践することで20%~50%削減することが可能です。以下のポイントを組み合わせて、賢く利用しましょう。
トランクルーム費用を安く抑える5つのコツ
-
- 郊外の物件を選ぶ都心部に比べて賃料が20~30%安くなります。頻繁にアクセスしない荷物なら、最も効果的な節約術です。
- 屋外型を優先する保管環境にこだわらない荷物であれば、屋内型に比べて最大で半額近く安くなる屋外型がおすすめです。
- キャンペーンを徹底活用する「初期費用無料」「6ヶ月半額」などのキャンペーンは割引額が非常に大きいです。ただし、違約金の条件は必ず確認しましょう。
- Webで契約するWeb申込み限定で事務手数料が無料・割引になることがあります。
- 上の階を選ぶ2階建ての屋外コンテナや、ビル上層階の屋内型は、荷物の出し入れが不便な分、1階よりも10%程度安く設定されている場合があります。
特に「ドッとあ〜るコンテナ」の6ヶ月半額や「キュラーズ」の初期費用無料といったキャンペーンはインパクトが大きいため、公式サイトで最新情報を常にチェックすることをおすすめします。
失敗しない選び方と注意点

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料金だけでなく、使い勝手やセキュリティなど、総合的な観点から選ぶことが失敗を防ぐ鍵です。契約前には以下のステップで確認を進めましょう。
トランクルーム選びの5ステップ
- ニーズの確認:預ける荷物の量、種類、利用頻度、予算を明確にする。
- タイプの決定:荷物の特性に合わせて、屋内型・屋外型・宅配型から選ぶ。
- 物件の検索・比較:公式サイトや比較サイトで、立地や料金を比較検討する。
- 現地見学(内見):契約前に必ず現地を見学し、清潔さ、セキュリティ、搬入経路、駐車場の使いやすさを自分の目で確認する。
- 契約内容の確認:初期費用や月額料金だけでなく、解約条件や違約金の有無など、契約書の内容を十分に理解してから契約する。

トラブルを避けるための注意点
- 保険の確認:万が一の盗難や火災に備え、補償内容を確認し、必要なら保険に加入する。
- 禁止物の確認:危険物、生鮮食品、現金などは保管できません。禁止されているものを預けてトラブルにならないよう注意しましょう。
- 荷物の管理:梱包が不十分だと、湿気やホコリで荷物が傷む原因になります。屋外型の場合は、すのこを敷くなどの湿気対策も有効です。
「トランクルームは月いくら?」の総括

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この記事では、「トランクルームは月いくら?」という疑問に答えるため、料金の仕組みから節約術までを解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。
- トランクルームの月額料金はサイズ、タイプ、立地、設備で大きく変動する
- 4畳サイズの月額相場は屋内型で18,000円~、屋外型は12,000円~が目安
- 初期費用は月額料金の1.5~3.5ヶ月分が相場で契約時に一括で必要になる
- 初期費用を抑えたいなら事務手数料や鍵代が無料のキュラーズなどが有利
- 湿気に弱い衣類や書籍の保管には空調完備の屋内型トランクルームが最適
- コスト重視なら郊外の屋外型コンテナを選ぶと年間で大幅な節約が可能になる
- 自宅で完結させたい少量保管には宅配型トランクルームが便利で経済的
- 都心部は便利だが高く郊外は安い、利用頻度に応じて立地を選ぶことが重要
- 短期利用は初期費用で割高に、長期利用はキャンペーン活用で割安になる傾向
- 解約は前月までの申請が基本でキャンペーン利用時の違約金には特に注意する
- 支払いは手数料無料でポイントも貯まるクレジットカードが最もおすすめ
- 安く抑えるには郊外、屋外型、キャンペーン活用、Web契約を組み合わせる
- 契約前には必ず現地を見学して清潔さや搬入経路、セキュリティを確認する
- 料金だけでなく保険や禁止物、解約条件など契約書の詳細を必ずチェックする
- 表面的な月額料金だけでなく初期費用や総額コストで比較検討することが大切